2012年04月12日
: 「 ア (8) 」 : 茶の湯の銘 大百科 :
:茶道の銘 (検索の仕方) ●パソコンの場合 + スマートフォンの場合 1.「検索窓」 (パソコンの場合、画面 左) に ご入力の上、検索ボタンをお押しください。 2.探している語句が見つからない場合、検索ボタン 横の矢印を、 「タイトル」から「内容」に変え、再度 ご検索ください。 3.探している語句 を含むページが表示されますので、あとは 「ページ内 検索」で、語句に辿り着いてください。 (お使いの機種 によりましては、トップページ「記事」の「書庫別」 より 「● 茶の湯の銘」 をご選択の上、 お使いの機種の「検索」 機能を、ご利用ください。) * 写真:【石橋静友堂 ねっと店】 蓋置 荒磯 鯉桶形 *今岡三四郎* [hok10113] http://seiyudo.ocnk.net/product/5324 当ページの リンク先は、全て 弊店ページです。 * 掛物・茶杓の ご希望の語句・銘を、ご希望の和尚様に書いて頂けます。 ↓ http://seiyudo.ocnk.net/news#61 4月12日 記 * ・霰 (あられ) 【冬】 ……… 雪の結晶に 雲中の水分がついて凍り、小さな氷の塊となって降るもの。古くは「雹(ひょう)」も含めて呼んだ。 http://seiyudo.ocnk.net/product-list?keyword=%E9%9C%B0 ・有明 (ありあけ) 【秋】 ……… 1.夜の明け方のこと。月がまだ空にあるうちに、夜が明けてくる頃。また、「有明の月」のこと。朝の空に 淡くかかっている月。 2.中興名物 光悦作 赤楽筒茶碗の銘。光悦十作 の一。「千家中興名物記」に、横山藤七に伝わる青替りのある茶碗 と記載される。 3.雲州名物 井戸脇茶碗の銘。「雲州名物帳」に、元の名を「関白」といい、土井利和から不昧に伝えられたとある。 4.宗旦作 尺八花入の銘。雲州名物。三井家伝来。 5.石州作 茶杓の銘。白竹で節下に濃淡の黒斑があり、その景色を有明の雲に見立て命銘された。 6.大名物 漢作唐物 肩衝茶入の銘。正木美術館 所蔵。「たのしみは命のほかになにかあらん ながらえてみる有明の月」と遠州の書状にある。 http://seiyudo.ocnk.net/product-list?keyword=%E6%9C%89%E6%98%8E ・有明桜 (ありあけざくら) 【春】 ……… 里桜の品種の一。また、有明ころの桜。 http://seiyudo.ocnk.net/product-list?keyword=%E6%A1%9C ・有合 (ありあい・ありあわせ) ……… 特別に用意したものでなく、ちょうどその場にあること。その物。 ・有磯・荒磯 (ありそ) ……… 「あらいそ」の略。 http://seiyudo.ocnk.net/product-list?keyword=%E8%8D%92%E7%A3%AF ・蟻通 (ありとおし・ありどおし) ……… 1.アカネ科の常緑小低木。別名「一両」。縁起物として センリョウ・マンリョウと共に 「千両、万両、有り通し」と生け花の材料とされ、また植えられる。葉の付け値から、鋭い棘が伸びる。 2.世阿弥作 能の一。玉津島参詣のため 紀貫之が、蟻通明神の神域にさしかかると、馬も倒れるほどの大雨に遭い、「雨雲の立ち重なれる夜半なれば ありとほしとも思ふべきかは」と歌を詠み 神を鎮めた。和歌の徳を讃える曲。 3.千家名物 覚々斎作 茶杓の銘。不審庵伝来。大きな窠穴が四つあり、これを枕草子などにある「蟻通伝説」の故事に喩えて命銘された。 ・在りの遊び (ありのすさび・ありのすさみ) ……… 1.いたずらに時を過ごすこと。なおざりに暮らしてゆくこと。あるがままに生きること。 2.松平妙関作 茶杓の銘。 ・有馬 (ありま) ……… 神戸市北区 六甲山地にある温泉地。古くより天皇の行幸、公家武士の湯治、文人禅僧の来遊で知られ、秀吉の有馬茶会も著名。 http://seiyudo.ocnk.net/product-list?keyword=%E6%9C%89%E9%A6%AC ・有馬山 (ありまやま) ……… 1.有馬温泉 付近の、山々の総称。歌枕となっている。 2.遠州作 茶杓の銘。有馬湯治の際の即興作で、孤篷庵伝来。煤色さび竹で、櫂先のため方に特色があり、このため方を「有馬山型」と称するようになった。筒は正面に遠州の筆で 「於摂州 有馬湯作ル 孤蓬宗甫」、背面は江月和尚が 「有馬山竹何不用鞭 忽為茶具易然々々」と二行に書付けている。遠州茶杓の代表作。 http://seiyudo.ocnk.net/product-list?keyword=%E6%9C%89%E9%A6%AC%E5%B1%B1 ・淡路島 (あわじしま) ……… 瀬戸内海 兵庫県南部の島。文献に香木が登場する最初として、日本書紀に 推古天皇の時、現在の枯木神社 付近に沈香が流れ着いた との記載があり、現在でも 国産線香の7割が 同島の産である。 http://seiyudo.ocnk.net/product-list?keyword=%E5%85%AD%E5%9B%BD ・淡路屋舟 (あわじやぶね) ……… 大名物 砂張釣舟花入の銘。淡路屋宗和の所持で、のち仙台伊達家、大正5年に野村家に入り、現在 野村美術館蔵。「松本舟」「針屋舟」と共に、「天下三舟」と称され、また「茜屋舟」「ひらた舟」を加え 「天下五舟」とも呼ばれる。 http://seiyudo.ocnk.net/product-list?keyword=%E6%B7%A1%E8%B7%AF ・粟田口 (あわたぐち) ……… 1.京都市東山区の地名で、江戸期には 三条大橋より東の街道沿い一帯を指した。東海道・中山道・北陸道から 都への入口で、「京の七口」の一。刀鍛冶が多く住み、また 京焼の源流の一 粟田焼の窯場もあった。 2.狂言の一。刀の銘にまつわる 大名狂言。 http://seiyudo.ocnk.net/product-list?keyword=%E7%B2%9F%E7%94%B0 ・淡雪 (あわゆき) 【春】 ……… 1.春近くに降る雪。湿り気が多く、雪片が大きいため、淡くはかなく 消えやすい。 2.一入作 赤楽茶碗の銘。箱書は覚々斎。目立った作為は感じられず、一入による典型的な利休形茶碗といわれる。 http://seiyudo.ocnk.net/product-list?keyword=%E9%9B%AA%E6%9C%88%E8%8A%B1 ・安閑 (あんかん) ……… 安らかで静かなこと。気楽、のんきに過ごす様子。 ・安居 (あんご) 【夏】 ……… 夏安居/げあんご、雨安居/うあんご。安吾は梵語で雨期の意。僧が部屋に篭ってする修行のこと。四月十六日に始まり、七月十五日に終わる。インドでは雨期に托鉢修行を屋内で行った、これが中世以降 日本の寺院に取り入れられ広まったもの。 http://seiyudo.ocnk.net/product-list?keyword=%E9%9B%A8%E3%80%80%E8%8C%B6%E7%A2%97 ・鮟鱇 (あんこう) 【冬】 ……… 1.アンコウ科の魚の総称。大きな体は平たく、口が大きく、海底にすむ。鮟鱇鍋は美味。 2.中興名物 唐物 茶入の銘。また 高取焼など 国焼にも同名の茶入があり、同形の茶入の総称。 3.山椒魚の異称。 http://seiyudo.ocnk.net/product-list?keyword=%E9%AE%9F%E9%B1%87 ・暗香 (あんこう) ……… ほのかに薫る香り。どこからともなく漂ってくる香り。闇の中に漂う香り。 ・安国寺 (あんこくじ) ……… 1.南北朝の争乱の戦死者の追善と 国家安穏の祈祷場として、夢窓疎石の勧めにより 足利尊氏・直義 兄弟が、六十余州の国ごとに設営させた 臨済宗の寺院。聖武天皇の国分寺にならい、一国に一寺一塔を設け、その塔を利生塔と名付けた。これにより 禅宗が地方に波及し、また足利政権の政治的意義も大きい。 2.鎌倉市にある日蓮宗の寺。日蓮が「立正安国論」を著した旧跡を寺院化したもの。安国論寺。 ・安国寺肩衝 (あんこくじかたつき) ……… 大名物 漢作唐物 肩衝茶入の銘。もと「有明肩衝」と称したが、安国寺恵瓊が所持したことに因る。もとは細川幽斎が所持したが、子の三斎より恵瓊に譲られた。のち家康より津田興庵が拝領。三斎が興庵の茶会に招かれた折、これを手放したことを悔いて 「年たけて又こゆべしと思ひきや いのちなりけりさ夜の中山」 (新古今集:西行) の歌を残して これを持ち帰り、翌日 改めて黄金に酒肴を添え 譲渡を願ったという。この歌より、別名 「中山肩衝」 とも呼ばれる。その後、細川忠利が旱魃の領民救済のため、酒井忠勝に売り、のち将軍家に伝来した。現在 五島美術館蔵。胴の上半分に、鼠色の蛇蝎釉が見られる。 http://seiyudo.ocnk.net/product-list/54 ・安座 (あんざ) ……… 落ち着いて座ること。あぐらを組むこと。 http://seiyudo.ocnk.net/product-list/25 * 掛物・茶杓の ご希望の語句・銘を、ご希望の和尚様に書いて頂けます。 ↓ http://seiyudo.ocnk.net/news#61 ※茶の湯・茶道ランキング http://taste.blogmura.com/chanoyu/
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