2012年03月22日

原発の“地元”って……?

関西電力大飯原発3・4号機の再稼働にあたって理解を求める“地元”の範囲を,立地自治体である福井県とおおい町に限定する,という政府の方針に,滋賀県などが反発している。 福島第1原発事故では,関東・東北の広範囲が放射能に汚染された。チェルノブイリ原発事故では,ヨーロッパに放射能が降り注いだ。原発の“地元”は県境どころか国境さえ超越する。 だからこそ,原発の是非を問う国民投票が求められているのだ。 経産省と経団連と電力労連の“イヌ”である野田内閣は,何としても原発を再稼働させようと必死だ。社民・共産両党に対抗しうる力はない。 原発復活をもくろむ連中の悪巧みを阻止するには,やはり広範な大衆運動を起こすことだろう。 そして,民主党のリベラル派の決起にも期待したい。玉石混交の民主党には,東京・生活者ネットワーク出身の大河原雅子参院議員のような良識ある議員も少なからずいる。与党内で「脱原発」のベクトルが働けば,政府の暴走にブレーキをかけることもできるはずだ。 菅直人前首相のウェブサイトが3月から新しくなっている。中身は「脱原発」一色。菅氏は厳しい批判にさらされているが,私はあえて擁護し,支援したい。彼の思いは,鳩山などとは違い,本物である。





Posted by wmvxbdglvb at 22:33│Comments(0)
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